エリス・ブランシェ
→雪のように白い肌、色素を忘れた白髪、すべてを飲み込むような黒の瞳を持つ少女。
両親に捨てられた事を知ってはいるが、特に気にしてはいない。
七歳までハインケルに様々なことを教えてもらいながら天真爛漫に育つ。
ちょうど七歳の誕生日。実の両親と育ての親を目の前で失うと同時に、花嫁としての能力に目覚めた。
その後、ハインケルの所属していた組織に引き取られ、壊れた心のまま過ごす。
しかしフランケンシュタインと出会うことで、徐々に精神状態も安定、笑顔も見られるようになってきた。
銀誓館の噂を聞きつけた所長が、それなりに日本語を教え込んだ後に、少女を銀誓館に送り込んだ。
少女には全く相談無しであったため、本人にしてみれば気が付いたら入学していたも同然。

基本的に小学生の思考回路。
たとえ敵であってもいつかみんな仲良くできる、と信じている。故に騙されやすい。
結社、教室等では翻訳蒟蒻を食べた状態で話しているが一応仏蘭西人。
日本語は聞き取れるし話せるが難しい言い回しや言葉などは分からない。
初めて見るもの、聞くものに興味を持つ。
好きなものは花や空など、自然のもの。
嫌いなものは痛みや涙、悲しいこと。
父母の死は受け止めているがハインケルの死には向き合えていない。
感情表出はストレート。が、能天気なのでほぼ笑顔。
いつかは誰かの役に立ちたいと願う少女。
契った証は、いつも左手の薬指に嵌めている。


アダム・ハインケル
→ハシバミ色の髪に同色の瞳、無精髭の怪しいおっさん。いつも咥え煙草をしているが吸ってはいない。
実は欧州にある、とある能力者の研究組織の一員。悪魔の娘の噂を聴いた組織から、少女の身辺調査及び能力者であるならば、組織へ拉致するよう命令を受ける。
最初こそ真面目に任務を全うしていたが、エリスが成長するにつれてただの養育者と化していく。
屋敷に現れたゴーストからエリスを庇い、亡くなるが、彼女の使役――フランケンシュタインとして再び生を享けることとなる。
アダムは組織から貰った名前、ハインケルはもともとの苗字、ということでアダムと呼ぶよりはハインケルと呼んで貰いたいとか。

エミール・ブランシェ
→金髪、青目の紳士、エリスの父親。神経質なところがあり、仕事柄部屋に閉じこもりがち。
ジゼル・ブランシェ
→黒髪に黒目の美女。エリスの母親。ひどく内気でどこか陰のある女性。
お互い恋愛結婚。
二人の間には長く子が生まれず、エリスは待望の第一子だった。
しかし少女の外見からこの子は悪魔では、との妄想を抱く事となる。
辺鄙な田舎に家を買うと、人を遠ざけながら生活していくことを決意し、実行する。
エリスを屋敷に閉じ込めてからは、最初から子どもなど居なかったように振る舞い、夫婦で慎ましやかに暮らしていた。
それはお互いにとって一番幸せな方法であったかもしれない。
銀の雨に命を狂わされた夫に襲われ、ジゼルは死亡、エミールも後にエリスにより再殺されている。

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若干変えてみた。
こうみると設定ってゆるゆるしてるなぁと思ったり。